- 社内の複数の部署間でファイルを共有したいのですが可能ですか。必要なものを教えてください。
- もちろん可能です。最低限必要なライセンスは Titan SFTP Server のみです。
以下に詳細をご案内します。
SFTP でのファイル共有
この運用に必要となるのは Titan SFTP 1本と、ファイル共有を行うユーザー数分の WebDrive (クライアントソフト) のライセンスです。
【ファイル共有の流れ】
- 高いセキュリティでファイルを共有したい場合、まずは Titan で SFTP サーバーを構築。
(参考:SFTPサーバーを構築する) - ファイル共有を行いたいユーザーの PC に WebDrive をインストールして、Titan の接続情報と Titan で作成した鍵ファイルを登録。
(参考:SFTP クライアントソフトでの接続方法) - WebDrive から Titan に接続してファイルのアップロード/ダウンロードを実行。
WebDrive であればダウンロードせずにファイルを編集・操作することも可能。
【SFTP によるファイル共有の特徴】
NAS や FTPサーバーとは異なり、暗号化された鍵を持たないユーザーからのアクセスを拒否するため、パスワードの総当たり攻撃などによる不正アクセスを防止できます。
Titan および WebDrive の設定・操作手順は FAQ や動画などで確認できるため、SFTPサーバーの構築未経験者でも容易にご利用いただけます。
Titan と WebDrive の組み合わせでご利用であれば、同じ開発元で作成されたソフトウェアあるため、調査を含むサポートを一元化できます。
Web ブラウザでのファイル共有
この運用方法で必要となるのは Titan SFTP 1本だけです。
【ファイル共有の流れ】
- Titan で HTTP/S サーバーを構築。
(参考:HTTP/S サーバーを構築する) - ファイル共有を行いたいユーザーは Web ブラウザに HTTP/S サーバーのアドレスを入力してサーバーに接続
- 「ユーザー名」と「パスワード」でサーバーにログイン
- Web User Interface のボタンでファイルをアップロード/ダウンロードを実行
(参考:Web User Interface とは)
【Web ブラウザによるファイル共有の特徴】
安全面では SFTPより劣りますが、クライアントソフトをインストールする必要がなく、Google Chrome などの Webブラウザでファイルを共有できます。
ただし、HTTPS を利用する場合は SSL/TLS 証明書が必要となります。
自己署名証明書ではなく、認証局 (CA) による署名済みの証明書を使用する場合、未経験者には少し難しいというデメリットもあります。
- HTTPS サーバーで利用する、信頼された証明書の発行には認証局 (CA) による署名が必要です。
証明書の発行に伴う費用および申請作業は、お客様と CA の二社間で発生するものであり、本サポートの対象外となります。 - 社外にサーバーを公開する場合は、ルーター/ファイアウォールの設定が必要です。
ルーター/ファイアウォールの操作方法は、本サポートの対象外となります。