ファイル共有に必要なものを教えて下さい

社内の複数の部署間でファイルを共有したいのですが可能ですか。必要なものを教えてください。
もちろん可能です。最低限必要なライセンスは Titan SFTP Server のみです。
以下に詳細をご案内します。

SFTP でのファイル共有

この運用に必要となるのは Titan SFTP 1本と、ファイル共有を行うユーザー数分の WebDrive (クライアントソフト) のライセンスです。

【ファイル共有の流れ】

  1. 高いセキュリティでファイルを共有したい場合、まずは Titan で SFTP サーバーを構築。
    (参考:SFTPサーバーを構築する)
  2. ファイル共有を行いたいユーザーの PC に WebDrive をインストールして、Titan の接続情報と Titan で作成した鍵ファイルを登録。
    (参考:SFTP クライアントソフトでの接続方法)
  3. WebDrive から Titan に接続してファイルのアップロード/ダウンロードを実行。
    WebDrive であればダウンロードせずにファイルを編集・操作することも可能。

【SFTP によるファイル共有の特徴】

NAS や FTPサーバーとは異なり、暗号化された鍵を持たないユーザーからのアクセスを拒否するため、パスワードの総当たり攻撃などによる不正アクセスを防止できます。

Titan および WebDrive の設定・操作手順は FAQ や動画などで確認できるため、SFTPサーバーの構築未経験者でも容易にご利用いただけます。

Titan と WebDrive の組み合わせでご利用であれば、同じ開発元で作成されたソフトウェアあるため、調査を含むサポートを一元化できます。

(参考:WebDrive の試用版ダウンロードページ)

Web ブラウザでのファイル共有

この運用方法で必要となるのは Titan SFTP 1本だけです。

【ファイル共有の流れ】

  1. Titan で HTTP/S サーバーを構築。
    (参考:HTTP/S サーバーを構築する)
  2. ファイル共有を行いたいユーザーは Web ブラウザに HTTP/S サーバーのアドレスを入力してサーバーに接続
  3. 「ユーザー名」と「パスワード」でサーバーにログイン
  4. Web Interface のボタンでファイルをアップロード/ダウンロードを実行
    (参考:Web Interface とは)

【Web ブラウザによるファイル共有の特徴】

安全面では SFTPより劣りますが、クライアントソフトをインストールする必要がなく、Google Chrome などの Webブラウザでファイルを共有できます。

ただし、HTTPS を利用する場合は SSL/TLS 証明書が必要となります。
自己署名証明書ではなく、認証局 (CA) による署名済みの証明書を使用する場合、未経験者には少し難しいというデメリットもあります。

  • HTTPS サーバーで利用する、信頼された証明書の発行には認証局 (CA) による署名が必要です。
    証明書の発行に伴う費用および申請作業は、お客様と CA の二社間で発生するものであり、本サポートの対象外となります。
  • 社外にサーバーを公開する場合は、ルーター/ファイアウォールの設定が必要です。
    ルーター/ファイアウォールの操作方法は、本サポートの対象外となります。