- HTTP/S サーバーのメリットや構築手順を教えてください。
- HTTP/S サーバーのメリットは、クライアントソフトを必要としないことです。
Webブラウザがあればサーバー内のファイルにアクセスできます。
もちろん、ファイル転送もブラウザで実行できます。
本記事では、Titan SFTP で HTTPS サーバーを構築して、Webブラウザでサーバーに接続する方法をご案内します。
以下に実際の操作画面の動画もご用意いたしましたので、ご活用ください。
HTTPS サーバーの構築動画
【前提情報】
ここでは、以下の要件で HTTPSサーバーを作成します。
- ライセンス:Titan SFTP Server (NextGen のエンタープライズ以上)
- 運用環境:スタンドアローン
- データベース:SQLite
ご購入前の段階であれば、まずは「試用版をダウンロード」して、「Titan SFTP のインストール方法」の手順に沿って、Titan SFTP Server をインストールしてください。
20日間はユーザー登録の必要なく無料でご利用いただけます。
Titan SFTP の操作
【操作手順】
- 管理ポータルにログイン後、Default Server の右にある をクリックし、 ボタンでサーバーを停止。
不要な場合は ボタンでサーバーを削除 - をクリックし、作成するサーバータイプで「スタンドアローン~」を選択
- Select Database で SQLite Database を選択
- サーバー名を入力して、「自動でサーバーを開始する」にチェックが入っていることを確認後 [次へ] をクリック
(データの保存先を変更したい場合は保存先を変更)
- 「WebUI/HTTP」 にチェックを入れて [次へ] をクリック
- 「HTTPブラウザインターフェースを有効にする」 にチェックを入れ、プルダウンから使用するIPアドレスを選択して [次へ] をクリック
※HTTPS だけを有効にする場合は、チェックを外す
(ポート番号は必要に応じて変更) - 「HTTPS/SSLブラウザインターフェースを有効にする」 にチェックを入れ、プルダウンから使用するIPアドレスを選択して [次へ] をクリック
※「クライアントからの信頼できる証明書を要求する」は必要な場合のみ有効化
(ポート番号は必要に応じて変更)
- 次の画面は、SMTPサーバー(フリーサービスを除く)を保有し、Eメール通知を利用する場合のみ設定し、不要ならば [完了] をクリック
- 証明書を新規作成する場合、「CSR を作成して TLS 証明書を更新する方法」の手順に沿って証明書を作成・登録
続いて、ユーザーを作成します。
【操作手順】
- 左メニューの 「ユーザー」 をクリックして画面右の をクリック
- ユーザー名やパスワードなどの必須情報を入力して [次へ] をクリック
- 今回はグループ設定は行わないので [次へ] をクリック
- 「アカウント有効化」にチェックが入っていることを確認して [完了] をクリック
- Titan SFTP Server には標準搭載されています。
(NextGen のパーソナル/プロフェッショナルエディションを除く) - グループ設定は後から追加できます。必要に応じてご利用ください。
- 動画では Default Server を削除しています。
- 動画では証明書の作成手順を省略しています。
サーバー側の操作は以上で完了です。
続いて、クライアント側のブラウザの操作手順をご案内します。
ブラウザの操作
【操作手順】
- Webブラウザを起動して、アドレスバーに接続先のアドレス (ドメイン) を入力
ポート番号を変更している場合は、アドレス:ポート番号を入力
例) https://titanftp:8443 - ログイン画面で、ユーザー名とパスワードを入力
『Web User Interface とは』をご参照いただき、ブラウザからファイル転送を実行してください。