- メールに添付できない容量が大きいファイルを WEB 上で共有する方法はありますか。
- HTTPS (HTTPS) サーバーをご利用いただければ、WEB ブラウザでファイルを共有できます。
この運用は非常にシンプルです。
【運用の流れ】
- ファイルの提供者 (共有元) は HTTP/S サーバー内の指定フォルダにファイルを保存 (またはアップロード)
- ファイルを受け取るための「ユーザー名」「パスワード」「URL」をユーザーに送付
- ファイルを受け取るユーザーは、ブラウザでサーバーにログインしてファイルをダウンロード
この運用を行うために必要な作業は以下の通りです。
【作業手順】
- Titan で HTTP/S サーバーを構築する。
(参考:HTTPS サーバーを構築する) - ファイルの共有元と受け取るクライアントのユーザーを作成する。
- ファイルの共有元ユーザーによる受け取るユーザーのホームフォルダへのアクセスを許可する。(または、新規フォルダを作成して両ユーザーによるアクセスを許可)
- ファイルの提供者に、ファイルを受け取るクライアントユーザーが使用する「ユーザー名」「パスワード」「URL」を提供する。
もちろん、クライアントユーザーからのファイルを受け取ることも可能です。
情報漏洩のリスク対策として、ファイル共有用の専用サーバー (インスタンス) を通常の社内利用のサーバー (インスタンス) を分けることもできます。
1つの管理ポータル上で管理できるため、管理者の負担が大きく増えることはありません。
他にも、ユーザーアカウントに利用期限を設置することや、ユーザー名やパスワードを都度変更することも可能です。
(参考:期限付きユーザーを作成する)
SFTP や FTP とは異なり、クライアントソフトのインストールおよび設定が不要となる点が最大の特長です。
SFTP と比べるとセキュリティリスクは増加しますが、制限付きユーザーでの利用や、イベントハンドラで一定期間後にファイルを削除するイベントを作成しておくことでリスクを軽減できます。