WebDAV サーバーの構築方法

WebDAV サーバーを構築できますか?
WebDAV サーバーは MFT Server でのみ構築可能です。
Titan SFTP (および HA) は WebDAV をサポートしていません。

WebDAV サービス (プロトコル) MFT Server でのみサポートされています。
本記事では、WebDAV サーバーを構築する方法をご案内致します。

【事前の確認事項】

Default Server を使用されない場合は、事前に停止 (または削除) してください。
削除せずに停止状態とする場合は、「基本」タブで [起動時に実行する] のチェックを外しておきます。

  • Default Server を運用される場合、ポート番号の重複に注意ください。
  • 利用環境によってはファイアウォール (Microsoft Defender を含む)/ルーターのポートフォワーディングが必要となります。(本サポートの対象外)

まずは WebDAV アクセスに対応したサーバーを構築します。

【操作手順】

  1. 管理ポータルで 新規作成 をクリックし、作成するサーバータイプを選択
    (本手順ではスタンドアローン~を選択)
  2. Select Database でデータベースの種類を選択
    (本手順では SQLite Database を選択)
  3. サーバー名を入力して「自動でサーバーを開始する」にチェックを入れた後 [次へ] をクリック (データの保存先を変更したい場合は「ディレクトリの場所を手動で設定する」にチェックを入れる)
    新規サーバーの作成
  4. 「WEBDAV」 にチェックを入れて [次へ] をクリック
    WebDAVService
  5. 「WebDAVアクセスを有効にする」にチェックを入れ、IPアドレスのプルダウンリストからローカルアドレスを選択し、必要に応じてポート番号を変更後、[次へ] をクリック
    (TLS 暗号化通信のみを利用する場合はチェックを外して [次へ] をクリック)
    ※ポート番号は他のサービスや作成済みサーバーで使用していない番号を指定
    WebDAVアクセスの有効化
  6. 「WebDAV/TLSアクセスを有効にする」にチェックを入れ、IPアドレスのプルダウンリストからローカルアドレスを選択し、必要に応じてポート番号の変更と「TLSのFIPSコンプライアンスを保証する」 にチェックを入れて [次へ] をクリック
    (TLS 暗号化通信が不要/TLS 証明書が分からない場合は全てのチェックを外して [次へ] をクリック)
    WebDAV-TLS
  7. SMTPサーバーの設定は、必要となる場合のみ登録し、不要/わからない場合は [完了] をクリック

続いてユーザーアカウントを作成します。

【操作手順】

  1. 左メニューの「ユーザー」 をクリックして、ウィンドウ右端の 追加ボタン をクリック
  2. ユーザー名やパスワードなどの *印が付いている必須情報を入力して [次へ] をクリック
    Enter User Information
  3. 本手順ではグループを作成していないため、グループへの割り当てウィンドウでは [次へ] をクリック
  4. 「アカウントを有効にする」にチェックが入っていることを確認して [完了] をクリック
    (ユーザーディレクトリを変更しない場合は「ホームディレクトリを今すぐ作成」 にもチェックを入れておく)

最後に WebDAV に対応したクライアントソフトの設定を行います。

設定方法はクライアントソフトにより異なります。
以下のリンク先では、最も親和性が高い WebDAV クライアントである WebDrive の設定方法をご案内しています。
(参考:WebDAV サーバーへの接続方法)

  • 本手順の WevDAV/TLS ではサーバー作成時に生成された自己署名の証明書を利用
  • CA認証済み証明書はお客様自身での手配が必要
  • 証明書に関する知識および操作経験が少ない方は【SFTPサーバー】の利用を推奨